脱毛の原因と症状

脱毛の原因と症状

 脱毛の原因として環境汚染は大きな問題ですが、抜け毛を引き起こすのはそれだけではないのです。

 毛周期が正常に働いている頭皮なら、通常のシャンプーやブラッシングによる一日に80~100本程度の抜け毛は、とくに心配することではありません。しかし、髪に元気がなかったり、成長期の髪にもかかわらずやせていたり、抜けるということは、休止期を経て抜け落ちた後の毛根に、新しい髪が生えてこなくなっているということで、これが薄毛・脱毛です。これらは何らかのトラブルによって、毛母細胞の働きが衰えていることになります。

 脱毛の原因には、動物性脂肪のとりすぎ、胃腸障害、ホルモンの異常、ストレスによる交感神経の異常その他多くの原因などが考えられますが、その根本的な原因は、現在もまだ医学的に解明されていません。医学的にはっきりしている事は、薬物反応や薬物治療、放射線治療などの副作用の脱毛症です。

 脱毛の原因は医学的には明らかになっていませんが、抜け毛の状況を見ることで、ある程度までは脱毛に影響を及ぼす原因を知ることは可能です。現在、脱毛症を原因別に分類してみると、その種類はおよそ18種類ぐらいに分類されています。そしてそのなかで最も症例が多く見られるのが、次の5つの脱毛症です。

円形脱毛症

円形脱毛症は、おもに極度の精神的ショックやストレスによるものと考えられていますが、しかしこの理論は正しくありません。何らかの理由で自己免疫力が低下して頭部常在菌のバリア―機能がなくなり脱毛するのです。よく似た脱毛にケルスス禿瘡がありますが、これも細菌によるものです。いずれにしましても、理学発毛法により1~3ヶ月で発毛できます。


円形脱毛症

びまん性脱毛症

「びまん」とは、(すべての部分均等に)という意味で、円形脱毛症のように脱毛の境目がくっきりとしたものではなく、全体に抜けていたり、虫食い状態が徐々に広がるなど、境界線がはっきりしていないのが特徴です。びまん性脱毛症によって抜けた髪の毛は細く、分裂して断毛していたり、ところどころが萎縮してくびれたようになっています。

原因には、加齢による髪質の変化がまず挙げられます。更年期前後に、太く、長かった前頭部から頭頂部の毛がだんだんと細く短くなっていきます。そのためボリュームが減ったように見えるのです。

加齢以外では、精神的なストレスやホルモンバランスの崩れやピルの服用による急性のものと、慢性の疾患や極度のダイエットによる栄養失調によるゆっくりとした脱毛症があります。

加齢以外のびまん性脱毛症の多くは、体調を整えたり、栄養をしっかり摂る事によって改善されますので、特別な治療法は必要ありません。

にもかかわらず原因がはっきりしない場合は、健康面でのカウンセリングを含め、診察を受ける事をお勧めします。

粃糠性脱毛症

頭皮が乾いて大量のフケ(鱗屑)が出ることが特徴です。40歳以上の男女に急増していますが、皮脂欠乏症湿疹、掻痒症などを伴います。

脂漏性脱毛症

粃糠性脱毛症と同様にフケと関係のある脱毛症です。ただし粃糠性脱毛症の場合は乾性のフケが出ますが、脂漏性脱毛症の場合は毛根部が脂っぽくベタッとしているのが特徴です。

代謝性脱毛症

近年、今までの脱毛根にはなかった形のものが多く見られるようになってきました。この脱毛症の毛根は、とても複雑な形状をしているのです。顕微鏡で毛根部分を見ると、驚くほどの奇形で、目をそらしたくなるほどです。また、若い人に多く見られるものも特徴です。

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